【理論紹介】マーケティング1.0~5.0とは?広報・PR担当者向けに5段階解説
【理論紹介】マーケティング1.0~5.0とは?広報・PR担当者向けに5段階解説
この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、マーケティング1.0~5.0について解説していきます。
特に「マーケティングについて理論立てて学びたい」という方や、「近年主流になっているマーケティング理論について知りたい」という方におすすめの内容となっています。
本記事ではマーケティング1.0~5.0の概要、広報・PR担当者もこれを理解するべき理由、そしてマーケティング1.0~5.0の5段階解説などをしますので、ぜひ参考にしてください。
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マーケティング1.0~5.0とは?|広報・PR担当者もこれを理解するべき理由は?
マーケティング1.0~5.0とは簡単に言うと、「優秀とされたマーケティング理論を、時代別に整理したもの」です。1900~1960年代頃まではマーケティング1.0が効果的とされ、その後時代が進むにつれて2.0、3.0、4.0へと移行しました。そして近年ではマーケティング5.0が登場・確立されてきています。
なおこのマーケティング理論に関しては、「マーケティング理論ができた」→「人々が模倣して主流になった」というよりは、「時代の変遷と共に最適なマーケティング理論が調整されてきた」→「そのマーケティング理論に便宜上数字がついた」と考えた方が理解しやすいです。
「このマーケティング理論さえ実践すれば必ず成功する」などはあり得ないので、人々がマーケティングを実践する中で徐々に確立されたと捉えるべきですよね。それにあなた自身も、「自分も現代のマーケティング理論を確立していっている一員」と考えた方が、広報・PRやマーケティング活動にメリハリが出るはずです。
広報・PR担当者もマーケティング1.0~5.0を理解するべき理由は?
マーケティング1.0~5.0に限らず「マーケティング理論」と「広報・PRに関する理論」は密接に関わっています。広報・PR活動の最終的な目的は「利益を維持・向上させて、経営を成立させること」。そしてマーケティングの最終的な目的もこれに共通していますよね。
つまり「広報・PR活動」と「マーケティング活動」のどちらに比重があるかだけなのです。広報・PR部署がマーケティングのノウハウを活用することもあれば、その逆もあり得ます。変な線引きをしないようにしましょう。
広報・PR担当者向け解説。マーケティング1.0から5.0までの5段階
それでは広報・PR担当者向けにマーケティング1.0から5.0までの5段階解説をしていきます。たまに「マーケティング1.0~3.0を知っても何も役に立たない」などの声も見かけますが、現代でも通用する部分はありますし、そうでない部分に関しても「この部分は役に立ちにくい」と知っておくことには大いに意味がありますよね。よって1.0~5.0までの全部を血肉にするつもりでご覧いただければと思います。
段階①:マーケティング1.0は「製品が主役」
マーケティング1.0について簡単に言うと「製品が主役」という発想です。1900~1960年頃の理論なので「斬新な製品」や「人々に劇的な変化をもたらす製品」も多かったためなんでも売れやすく、ユーザーのニーズを細かく調査するよりも、高効率で高品質な製品を作ることが優先されていたのです。
お察しの通り現在ではほとんど通用しない理論ですが、例えば「特殊な技術が使われていて競合がほぼいない」などの場合は、この発想でのマーケティングが効果的であるケースも。広報・PR活動としても「新しい製品が出ました」という部分を強調した方が良いかもしれません。
段階②:マーケティング2.0は「消費者の好みの多様化」への適応
技術の発達や市場の成長によって、1.0の時代に比べると「斬新な製品」「劇的な変化をもたらす製品」を生み出しにくくなりましたし、消費者も「みんなと同じではなく、私が好きなもの・私に合うものが欲しい」という考えが。
そのためユーザー一人ひとりのニーズを把握して、それを満足させることが重視されるようになりました。そして例えば「20代男性向け」などのターゲッティングという戦略も定着したのです。
広報・PR活動としても「新製品です!」一辺倒ではなく、「メインターゲット層を定める」→「その層が求めていることを調べる」→「その層に刺さる発信をする」というやり方が主流になっていったといえます。
段階③:マーケティング3.0は「心でつながる時代」への適応
グローバル化などをはじめとして時代がさらに進み、社会課題も表面化するように。また、以前からも皆無ではありませんでしたが、消費者の「企業に与えられるだけではない」、「私も社会の一員」などの意識がさらに強まりました。
そして企業には、ただ製品・サービスを提供するだけでなく「価値観を持ちつつ、それに沿って社会貢献すること」が求められるようになったのです。これもあって人々は、「私と同じ価値観を持つ企業か」も見るように。
広報・PR活動に関しても、自社の「想い」や「製品・サービスに込められたストーリー」を発信することの重要性が上がったといえます。この「心」の要素がマーケティング3.0の大きな特徴です。
段階④:マーケティング4.0は「デジタル・IT」への適応
インターネットとパソコン・スマートフォンが急激に普及したことで、マーケティングも大きく変化することになりました(マーケティング4.0へ)。3.0の段階で「心」が要素として強く介入したものの、まだ「企業が一方的に情報を流して、人々は受け取る」という構図が一定以上に成立していたものです。
しかし4.0では一般消費者一人ひとりが自分で積極的に情報を探すようになりました。また、「企業関連情報」を調べるにしても企業自体が発信している情報だけでなく、第三者の口コミやレビューなども重視するように。
そして企業の広報・PR活動としても、ウェブサイト、メールマガジン、SNS、デジタル広告など情報発信のルートを増やしたといえます。
自分たちが支配しているという「驕り」見える企業はマイナスイメージを持たれるように
あえて露骨な言い方をしますが、「企業が情報発信によって、消費者をコントロール(支配)する」という時代はマーケティング4.0でほとんど完全に終わったといえるでしょう。現実としてまだこの構図が残っている分野もあるかもしれませんが、少なくとも「支配していないフリ」は求められるようになったはずです。
もちろん変に下手に出る必要はありませんが、「驕り」が見える企業はマイナスイメージを持たれやすい時代になったので、広報・PR活動や発信の内容にも気を配らなければなりません。
段階⑤:マーケティング5.0は「生成AI時代」への適応|まだこれからのマーケティング理論
マーケティング5.0は、言わば「マーケティング4.0の要素に生成AI要素が乗ったもの」です。実は骨子自体が4.0から大幅に変化したわけではありませんが、主にユーザーの「情報収集」の効率・精度が劇的に上がったといえますし、発信者側も生成AIが適している部分では活用するべきといえます。
言い換えると「人間は人間の得意分野を、生成AIには生成AIの得意分野を任せる」ということ。
例えば広報・PR発信内容を作るにあたって、「○○の条件を満たすデータをピックアップしつつ、それをユーザーの心を動かすストーリーに盛り込む」という課題があった場合、「データのピックアップ」までは生成AIに任せて、ストーリー作りは人間が行うなどのことが当てはまります。
企業公式ウェブサイトなどへのアクセス数は減少傾向|しかしすることは基本的に変わらない
Google検索などをして「欲しい情報」が検索結果のページに整理されて表示された、という経験をすでにほとんどの方がしていると思います。これは主に生成AIの力ですが、これによって企業公式ウェブサイトなどへのアクセス数が全体的に減少傾向にあるとされています。
実際あなたとしても具体的なサイトにアクセスせずとも必要な情報が手に入るなら、わざわざ記事やサイトのタイトルをクリックしないのではないでしょうか。
などと聞くと悲観的になるかもしれませんが、これは世界全体の流れなので現状は「慌てず騒がず今のままの企業公式ウェブサイト構築や広報・PR活動をする」という方針を取るのがおすすめです(今まで通りPDCAサイクルを回し続けるという意味)。
検索上位のサイトの方が「AIによる概要」で表示されやすいと言われていますし、魅力的なサイトであればAI時代でも(相対的に)優先してアクセスする人が多いはずです。
マーケティング5.0はこれからの理論。あなた自身も考えながら付き合う必要がある
マーケティング3.0までは、捉え方によっては4.0までは「過去」のものですが、5.0はこれからのものなのであなた自身も考えながら付き合っていく必要があります。そのための主なポイントは以下の通り。
- 生成AIに関する正しい知識を身に付ける
- 現実的にすべての知識を身に付けるのは難しくても「どうせ無理」などと投げ出さない
- 生成AIによって人々の情報収集の仕方がどのように変化したのかあなた自身でも考える
- 「生成AI」というもの自体を怖がらない
上でも触れた通り生成AIに脅威を感じている人も多いと思いますが、上記のような意識で生成AIに臨めば悪い流れにはならないはずです。
生成AIの介入で広報の現場も変わってきている(まとめ)
広報・PR担当者向けにマーケティング1.0~5.0までを紹介しましたが、全体的な流れとしては「製品主義」→「ターゲッティングの介入」→「心の要素の介入」→「インターネット環境による双方向性」→「生成AIの介入」ということになるでしょう。
現在は5.0の時代になったと言えそうですが、広報・PRやマーケティングにおいて1.0~4.0までの理論が全く役に立たなくなったわけではありません。ぜひあなたなりの理論を確立しつつ、「実践」をしていただければと思います。
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Source: PR最新情報



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