【広報担当必見】新聞記者の忙しい時期・忙しくない時期はいつ?

【広報担当必見】新聞記者の忙しい時期・忙しくない時期はいつ?

ここでは、新聞記者の忙しい時期(繫忙期)・忙しくない時期(閑散期)について解説していきます。

率直に言って「1年ずっと平均的な社会人よりは忙しい」とされていますが、その中でも差があるわけです。PR会社のコンサルタントや広報担当者必見の情報です。それではさっそく見ていきましょう!!

 

経済・ビジネス系新聞の記者の繁忙期は?

日経新聞などの経済・ビジネス系の新聞の繁忙期は、ズバリ「ゴールデンウイーク明け」です。

なぜなら、このタイミングで上場企業の決算発表が行われるからです。
「期末は3月では?」と感じたかもしれませんが、発表自体はゴールデンウイーク後に実行されますので間違えないようにしましょう。

また、取材対象となる企業も非常に多いですから、特定の部署だけでなく、ほとんどの部署の記者が取材に駆り出されることになります。

 

一般紙の記者の繁忙期は?

毎日新聞、読売新聞、朝日新聞などの一般紙の新聞記者の繁忙期は「選挙のタイミング」です。

特に「国政選挙」に分類されるレベルの選挙となると、政治部の記者は当然として、他の部署の記者もほとんどが選挙関連の取材をすることになります。経済・ビジネス系新聞の記者が総出になるとの同じような雰囲気ですね。

期間として「選挙の1か月前~選挙の投票結果発表の1~2週間後」くらいまでは新聞記者が忙しくなると思っておきましょう。
ただし、地方選挙レベルであれば、ここまで忙しくなることはありません。

ですが、地方選挙であっても「その地方の地方紙の記者」「地方局の記者」は忙しくなるので覚えておきましょう。「全国紙ではなく、あえて地方紙に売り込む」というのも戦略としてはあるはずですので。

また、地方選挙でも「候補者やその関係者に何からのスキャンダルがあった場合」は一応注目度が上がります。が、それでも全国紙の記者が総出になるような事はまずありません。

 

新聞記者の繁忙期における広報担当の立ち回り方

繁忙期は、やはり上場ネタ・選挙ネタ以外は新聞に掲載されにくくなります。

もちろん新聞の全てのネタがそれらで構成されているわけではありませんが、掲載の難易度は上がると思っておくべきでしょう。

ですから、「自信があるプレリリース」の場合は、この時期は避けて記者などに見せることをおすすめします。ボツになる可能性が高いです。

特に「よく知っている」というレベルの記者が相手で、「一度ボツにされる→繁忙期が過ぎてからもう一回同じプレリリースを見せる」という事をすると、使い回しとみなされて(実際その通りですし)、印象が悪くなるかもしれません。

同じようなネタを扱うなら、ストーリーなどの切り口を変える必要がありますが、そのぶん手間がかかるだけですから、やはり繫忙期は温存しておくべきでしょう。

●全ての新聞紙が同タイミングで繁忙期を迎えるわけではない

全ての新聞紙が同タイミングで繁忙期を迎えるわけではありません。

「全国紙が繁忙期だから、地方紙にアプローチ」「経済・ビジネス紙が忙しい時期だから一般紙を」などと柔軟に動き続けましょう。もちろん新聞だけにこだわらず、雑誌、テレビなどの他の媒体での露出のために動くのもアリです。

また、普段レスポンスが早い新聞記者であっても繁忙期となるとそうはいかない可能性があります。少しくらいメールや電話などの返事が遅くなっても催促はしないほうが良いでしょう。

そして、「新聞記者の新規開拓」もしにくい時期ですから、「すでに知り合いの新聞記者へのアプローチ」をメインにすべきでしょう。

 

新聞記者の閑散期はいつ?

新聞記者の閑散期(忙しくない時期)は、どの新聞でもだいたい共通しており、

・年末年始
・ゴールデンウイーク
・お盆休み

などの長期休みが該当します。

多くの会社や役所がお休みになって、「送られてくるプレリリースの数」「記者会見の数」などが減るからです。長期休みだからこそのイベントもありますが、そこまで人員を割くわけではありません。

とはいえ長期休みであっても、新聞は毎日刊行されますからネタを集めなければなりません。となると繫忙期とは逆で、「少し弱いネタ」でも掲載されやすくなります。

ただし、「長期休み」の前の半月~1か月くらいは、「記者自身が休みを取るために、ネタをかき集めておく(取材を積極的にしておく)」という傾向にあるので、やや忙しくなります。

ただ、ネタを欲しがっている事は確かですので覚えておきましょう。

 

まとめ 閑散期・繁忙期を踏まえた広報担当の立ち回り方

最後に簡単にまとめておきます。あくまで傾向に過ぎませんが参考にしてみてください。

●繁忙期:自信のあるプレリリースは送らない。記者の新規開拓はせず、「知り合いの記者への働きかけ」に留める。記者からの反応が遅くても気にしない

●閑散期:自信のあるプレリリースをどんどん送るべき時期。掲載のハードルが下がるので「弱いネタ」でも送るといいかもしれません。

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