Facebook新機能「タイムライン」とクリエイティブなPR活用法

すでにご存じの方も多いかと思いますが、Facebookの個人プロフィールページが「タイムライン」に切り替わろうとしています。

タイムラインとは、2011年9月にFacebookが発表した新しいプロフィールページのことです。これまでのFacebookでの投稿や「いいね!」を押したコンテンツなど、すべての活動が時系列順に表示されます。

また、タイムラインではFacebookを始めるよりも以前の自分の活動や記念日なども入力することができます。

要するにタイムラインとは自分史をまとめるための機能、というわけですね。

このタイムライン機能、現段階では旧来のプロフィールページとの切り替えがユーザーの任意のタイミングで行えるのですが(2012年1月24日現在)、Facebookは今後数週間の間に全ユーザー8億人を対象にタイムラインの適用を開始すると発表しました。

どうやらFacebookは本格的にタイムラインを導入していく方針のようです。

また、現在は個人プロフィールページのみでしかタイムラインの機能は使用できませんが、将来的にはFacebookページにも適用される可能性があるとのこと。

恐らくはそう遠くない将来に導入されるのではないかと私は考えています。

さて、そんな中でさっそくタイムラインをPRに活用した事例として、イスラエルの麻薬取締機関の麻薬撲滅プロモーションをご紹介いたします。

同機関はAdam Barakという架空の人物のFacebookアカウントを作成し、その人生をタイムラインで公開しました。

時系列順に写真を並べられるタイムラインのインターフェースデザインを上手く活用し、Adam Barakが『麻薬を使用して荒れた生活を送る姿』と、『麻薬に手を出さずまっとうに生きている姿』を左右で対比させて表示したのがポイントです。

画面をスクロールすることで対照的な人生を送る彼の写真が次々と表示されていく様はインパクトがあり、視覚的に訴えかけることに成功していると言えるでしょう。

工夫次第で色々なタイムラインの魅せ方ができそうだ、と思わせる面白いアイデアのPRですね。

しかし残念ながら架空の人物のアカウントを作成することはFacebookの利用規約に反するためか、現在は該当ページが閲覧できなくなっています。

下記の動画で同ページの紹介は見ることができますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

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