発売開始前からファンを拡大 三洋電機『GOPAN』

お米からパンが焼ける、三洋電機「GOPAN」の一連のプロモーション。

「お米」を主軸としたプロモーションを行ない、興味喚起を促した。

また、一貫して”世界の人々に健康で楽しい、お米ライフを提案する”というフレーズを使い、社会的な意義を持った商品であることもアピールした。

プロモーションの開始は発売3ヵ月前の7月。

「GOPAN」の発表会を知らせるプレスリリースではあえて商品の説明を後回しにし、
お米の消費量と自給率、お米とパンに関する食糧事情等をデータとしてまとめて
社会的背景から「GOPAN」の意義を訴えかけた。

発表会では「GOPAN cafe」のオープンも発表。

実際に「GOPAN」で焼いたパンを食べてもらうことで製品の素晴らしさを消費者に伝えた。

また、『カフェで食べる』というシチュエーションを作ることで、メディアが取り上げやすいように配慮した。

記者発表やメディア露出以外にも、特設サイト「GOPAN広場」を開設し、使い方や製品に関する疑問を解消するべく努めた。

「GOPAN広場」は2011年12月15日に終了しているが、製品の使い方や良くある疑問に対する答えは「GOPAN」の製品紹介ページで見ることが出来る。

当時のお米ブームも相まって、「GOPAN」の予約注文は予想を上回り対応のために発売が1ヵ月延期されるほどとなった。

【PRのポイント】
一貫して「お米」を武器にしてプロモーションを行なった。
同時期にお米を使ったスイーツやヌードルが話題になっていた点も大きい。

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