自動販売機とコミュニケーション!? ソーシャルメディアを活用した新サービス
日本コカ・コーラ株式会社は、携帯・スマートフォンを使って全国各地のコカ・コーラ自動販売機とコミュニケーションが楽しめるウェブサービス「ハピネスクエスト」を、2011年12月5日に開始すると発表しました。
「ハピネスクエスト」では、なんと全国に設置された同社の自動販売機に個別の名前がつけられており、異なる個性を持ったキャラクターとして登場するそうです。
利用者はモバイルサイトにログインすることでお気に入りの自動販売機を登録することができ、その中でも特にお気に入りの1台には自分で名前をつけることが出来ます。
そして、お気に入りに登録された”マイ自販機”にはウェブ上で手に入れられるアイテムを使ってキャラクターをカスタマイズ出来るのだとか。
アイテムを手に入れるにはモバイルサイトにログインすることで得られるポイントが必要で、集めたポイントで「ガチャガチャ」に挑戦するという仕組みになっています。
さらには”マイ自販機”からはメールが送られてくるなど、友達のようにコミュニケーションを取ることが出来るようになるそうです。
「ハピネスクエスト」のサービスの開始は2011年12月5日(月)10時からですが、オープンに先駆け11月14日(月)10時から事前登録を開始します。
“マイ自販機”をアイテムでカスタマイズ出来る、というのはモバゲーなどのSNSに見られる「アバター」に近い感覚でしょうか。
ポイントを集めてランダムにアイテムが手に入るガチャガチャに挑戦するという仕組みもソーシャルゲームに良くみられる手法に似ていますね。
また、「全国の自販機からログインする」「お昼の間に10台の自販機からログインする」などの特定の条件を満たすと勲章のようなものがもらえるのだとか。
最近では、やり込んだり収集したりするソーシャルゲームが流行っていますから、この「ハピネスクエスト」にものめり込むユーザーが出てくるのは間違いなさそうです。
コカコーラ社は以前よりソーシャルメディアによる取り組みに力を入れてきました。
同社がWeb上で提供しているアプリケーション「スゴイ自販機」も、2011年11月までに利用者数が約80万人に達し、利用回数が1億回を超えています。
今回の「ハピネスクエスト」はどのくらいの規模までブームが広がるのでしょうか。その動向に注目したいと思います。