取材の事前準備って?広報担当者がメディアの取材前にすべきこと6選
取材の事前準備って?広報担当者がメディアの取材前にすべきこと6選
特に「初めて取材を勝ち取ることができた!」という場合は、舞い上がってそのあと何もしなくなりがちです。
しかし、取材が決まってからも忙しさが変わることはありません。むしろ、取材後のほうがバタバタすると言っても過言ではありません。
では、広報担当者が取材前にすべきこと何か。今回は簡潔に6つ紹介します。
広報担当者が取材前にすべきこと3選
○1:取材してもらう媒体の最新号(番組)をチェックする
少なくとも最新号、テレビであれば最新回には目を通しておきましょう。
余裕があれば2~3号分、番組であれば2~3回分、新聞であれば1週間分くらいは読んでおきます。
そうして「どのような媒体なのか」を完全に把握しておかないと、「取材当日、なんとなくメディア関係者との話が噛み合わない」という事になり兼ねません。
ちなみに、この「相手の媒体を確認する」という行動は、プレリリースを送る前の段階でしておくべきです。
そうして、例えば「この雑誌のこのコーナーに掲載してもらえるように動く」などと方針を決めてから、プレリリースを作るわけですね。
ただ、取材前→雑誌や番組全体を数号、数回分チェックして「全体のカラー」を掴むことが大事
プレリリースを送る前→特定のコーナーや記事をピンポイントで3~6カ月分読んで、「局所的なカラー」を掴むことが重要、という差があります。
もちろん「プレリリースを送る前」の段階で、全体のカラーまで掴んでおくのが理想ですが。
○2:取材相手(記者等)のこれまでの記事に目を通しておく
「1」で解説した通り、「特定のコーナーの記事を数カ月分読んでおけば十分」という可能性もあります。
ただ、その記者が色々なコーナーで記事を書いているのであれば、それらに全て目を通しておきたいところです。
そして、取材前の段階でできれば、「○号の記事を読ませていただきました。○○の部分が特に面白かったです」など簡単なもので良いので感想を伝えておくと、相手からの印象が良くなります。
「わざとらしくてむしろ嫌われるのでは?」と感じるかもしれませんが、「的外れな感想・何にでも言えそうな薄い感想」でさえなければ記者は喜んでくれます。「自分の記事によって読者の感情を動かすこと」が記者にとって最大の喜びですので。
○3:当日取材相手に渡す追加資料の準備
「プレリリースの補足」や「会社のパンフレット」など、取材当日に追加で渡せるものがあれば準備しておきましょう。
ただ、特にプレリリースについては「取材前にきちんと渡しておけば、追加は出ない」というケースも少なくないので、無理に増やす必要はありません。
もう慌てない!取材前日に確認すべきこと3選
○4:「取材時に必ず伝えること」を確認しておく
社長や各部署のトップなどと打ち合わせをして、「取材時に必ず伝えること」を確認しておきます。
「今さらそんなことをしなくても大丈夫」と感じるかもしれませんし、実際そうなのかもしれません。
ですが、広報担当の仕事は、究極的に言えば「社長やトップの考えを世に広めること」です
から、いくら打ち合わせをしてもし過ぎることはありません。
・1カ月前
・1週間前
・前日
など3回くらいは打ち合わせをするのが理想です。
また、少し打算的ではあるのですが、「広報担当としてきちんと仕事をしていますよ」とアピールする意味もあります。
他の部署と違って、広報は基本的に「得体の知れない部署」ですからね。
○5:取材時に絶対に言ってはいけないことも確認しておく
・新商品情報
・他のメディアに売り込む情報
・「事実だが、明かすとイメージが悪くなりそうな情報」
など、取材のNGワードも確認しておきます。特に「社長インタビュー」が入る場合は、社長が話す時間が長くなるので気を付けましょう。
○6:取材の「想定受け答え(Q&A)」を作っておく
「こう質問された、こう答える」という感じで、「想定受け答え集」を作っておきます。
広報担当本人が質問に答える場合は「ざっくり」作っておけば問題ないかもしれませんが、他の部署の方が答えるのであれば、できる限り細かく作成しておきましょう。
もちろん広報担当が独断で作るのではなく、きちんと相談して作りましょう。
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