記念日による広報やPR戦略の仕掛け方は?○○の日の活用方法をゼロから考えてみた

記念日による広報やPR戦略の仕掛け方は?○○の日の活用方法をゼロから考えてみた

10月に入り、すっかり肌寒くなってきましたね。衣替えはもうお済でしょうか? 1日から東京Go to解禁と、何かとお出かけする機会が増えると思いますので、体調には十分気を付けていきたいところです。

さて、今回は「○○の日や記念日のPR活用」の仕方について取り上げてみたいと思います。 ○○の日、記念日というと何を思い浮かべるでしょうか?

 

記念日PRの元祖であり大成功したポッキー

古くからなじみのあるものと言えば、江戸時代に旬を過ぎた鰻を売るために平賀源内が生み出したと言われている「土用丑の日」。PRに携わっている皆様であれば、江崎グリコによる「ポッキーとプリッツの日」が真っ先に浮かぶのではないでしょうか。

「1」という数字がスティックの形に似ていることから平成11年11月11日という1が6つ重なる特別な日に合わせて制定されたそうです。この辺りの理由も広く知られており、なんと「ポッキーとプリッツの日」の一般認知度は90%以上と言われています。

PRやマーケティングの視点でみても、この日のイベントとキャンペーンは毎回大きな反響を呼んでいるため、大成功した事例と言えるのではないしょうか?

この○○の日を活用したPRですが、日本記念日協会へ15万円ほどで記念日の申請を出せることから、現在では、記念日や○○の日を制定したPR活動が、盛んにおこなわれるようになりました。

しかしながら、思ったほどの成果や広がりにならず、不発に終わる「◯◯の日」が多いのも事実です。その原因としては、2018年の時点で1800件以上が制定されており、現在はそれ以上の記念があることから圧倒的にその数が多く、差別化しにくくなっていることが挙げられます。

そこで、今回の本題である、PR会社が考える○○の日、記念日活用の仕方について深堀してきたいと思います。

 

1、 記念日が有名なものには、徹底的に乗っかる

この時期ですと、ハロウィンやクリスマス、バレンタインなど、季節のイベント日や11月22日(いい夫婦の日)などの有名な記念日は、毎年必ずと言ってもいいほどメディアが取り上げます。

そこで、とにかくこのようなイベントには徹底的に乗っかってみるというのも一つの手であると考えています。
当然各社このタイミングに合わせてプロモーションやPRを仕掛けていくので競合が多くはなりますが、企画や内容が面白ければ十分チャンスがあります。

数が多く埋もれてしまいがちな他の記念日よりは有力なのではないでしょうか?

 

2、 PRメインではなく消費者やファンを喜ばせるイベントとする

企業の一方通行となるPRフックとしての活用ではなく、いかに消費者やファンを巻き込み面白く楽しいイベントとするかが重要だと考えています。

先ほどから、事例として挙げているポッキーとプリッツの日も、昨年は、ポッキー派とプリッツ派に分かれてそれぞれのチームに出されたお題に関する動画をTikTok上に投稿し消費者と盛り上げていくキャンペーンを行いました。

投稿した動画を消費者自体が評価し合うため、よりユニークなものやオリジナリティあふれる投稿を行うような工夫がなされ、参加者が自分ゴトとしてとらえやすく主体的に盛り上がるイベントとなりました。

結果的に、消費者が楽しんでキャンペーンに参加している様子が情報として拡散、認知されメディアでも話題になりました。またその話題によりイベントが更に加速して盛り上げるという良い連鎖がおき、大成功を収めています。

このように参加する消費者同士が相互に楽しめ、情報を発信できるコンテンツやプラットフォームを作ることが重要なのではないでしょうか?

 

まとめ  消費者主体で情報発信できるような巻き込み型の仕掛けを作ろう

記念日や○○の日を上手に活用するには、有力な記念日に合わせて情報発信を行い、企業独自記念日には、その日をPRのフックとするような、企業一方通行の発信ではなく、消費者が楽しく参加でき、主体となって情報発信できるような巻き込み型の仕掛けを作くることが重要となります。

いかがでしたでしょうか? 皆様の参考になれば幸いです。

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Source: PR最新情報

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