幼少時の社会的孤立によりダメージを受ける特定の神経回路を発見 ~社会性障害の治療法開発に新しい道~

幼少時の社会的孤立によりダメージを受ける特定の神経回路を発見 ~社会性障害の治療法開発に新しい道~
 幼少期の孤立体験は、成長してから脳の機能や社会性に悪影響を及ぼす可能性を高めることが知られていますが、どのような神経回路がその異常を引き起こしているのかは分かっていませんでした。
 今回、ニューヨーク市・マウントサイナイ医科大学の森下博文博士の研究チームは、幼児期の孤立体験がダメージを与える特定の神経回路を、マウスを用いた実験で同定しました。また「オプトジェネティクス」という手法で、障害を受けた回路を光刺激すると、社会的行動の障害が回復することを確認し、新しい治療法の開発につながる可能性が期待されます。
 本研究の成果は、2020 年 9 月 25 日に英学術誌「Nature Neuroscience」10月号に掲載されました。(https://rdcu.be/b6zZi)
Source: PR最新情報
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