視聴者をファン化させるYouTube動画の台本作成7ステップを解説【書きやすいテンプレ付き】
視聴者をファン化させるYouTube動画の台本作成7ステップを解説【書きやすいテンプレ付き】
記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有のPRプランナー】上岡正明プロフィール
この記事ではウェブマーケティングに興味のある広報担当者やPRマーケッターに向けて、ウェブマーケティング目的のYouTube動画の台本作成の流れをステップ分けして解説していきます。
特に「どのような流れで台本を作ればいいのか見当もつかない」という方や、「ノウハウ解説などの本題の部分はそれなりに書けるものの、それ以外の部分がよくわからない」とお悩みの方におすすめの内容となっています。
本記事ではYouTube動画台本作成のステップ解説、そして撮影を開始するタイミングの話や、撮影開始後に気になった部分がある場合の対応などに関してお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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YouTube動画台本作成の7ステップ
それではのYouTube動画台本を作成する流れについてステップ分けして解説しますのでぜひ参考にしてください。なおあくまで一例ですので、あなたなりに調整していただければと思います。
ステップ①:タイトル仮決定
まずはタイトルを仮決定します。タイトル設定の主なポイントは以下の通り。
- 20~28文字
- 内容がわかるキーワードを選定
- 数字を入れる(○○の方法5選、3か月で5キロ、○%減など)
- キーワードや数字はタイトルの前半に置く(目立たせる)
- キーワードを【】などで囲って目立たせる(必須ではない)
- 必要に応じてターゲットをより明確にする(女性向け→30代女性向けなど)
- タイトルで煽りすぎない
一番下についてですが、無理にトレンドキーワードを入れたり「神回」「炎上覚悟」「削除予定」などの煽るだけの文言を含めたりするのはおすすめしません。
なぜなら「煽るタイトルなので興味が薄い人も再生する」→「そういう人はすぐブラウザバックする」→「離脱率が上がる」→「YouTubeのアルゴリズムからの評価が下がる」ということになり得るからです。ウェブマーケティングの場合、目先の再生回数は求めず、主に商材販売で利益を出すことを忘れないようにしましょう。
ステップ②:解決する「視聴者の悩み」を設定する
動画のメインテーマ、つまりどのような「視聴者の悩み」を解決するかを決めます。そのためのポイントは以下の通り。
- SNS投稿などでの集客の段階で「どのような人を集めるか」は決めているはず。それを軸に設定する
- 「集客した人の悩み」と「自分自身が解決できる悩み」のバランスを取る
- 感覚で決めるのではなく各種データなどを収集し、それを参考にして設定する
理想は「集客した人が抱えているであろう悩み」をそのまま解決することですが、提供側、マーケター側にも向き・不向きがあるはずなので、「実際にはどのような悩みを解決できるか」のバランスを考えなければなりません。
ステップ③:設定した悩みの解決策を決める
上で設定した悩みの解決策を決めましょう。この際「現実的に悩みを解決できる方法」を提示することを軸にしてください。「マーケター側が現時点でできる方法で間に合わせよう」と考えすぎると質の低い動画になってしまいます。
先ほど「向き・不向きがある」とは言いましたが、無理のない範囲で「ベストな解決策を提示できるように努力する」のもマーケター側に必要なことです。
「悩み」と「解決策」は幅広く考える
最もシンプルな例を出すと「ダイエットしたい(悩み)」→「ダイエットの方法を教えます(解決策)」というのが悩み・解決策のセットです(実際にはもっと厳密に決める必要がありますがわかりやすさ重視で挙げました)。
しかし、他の例として「子どもに算数を教えたい(願望)」→「算数の教え方を教えます(需要を満たす情報提供)」というセットもあり得ます。つまり「悩みと解決策」というよりは、「願望と情報提供」ですね。
後者はウェブマーケティング的というよりもユーチューバー的な動画に多いですが、念のため覚えておきましょう。幅広く考えるべきです。
ステップ④:動画を最後まで見るメリットを示す
人はメリットがないと行動力が落ちるものです。そのため動画を最後まで見るメリットを示しましょう。例えば「この動画を最後まで見ると○○が理解でき、□□ができるようになります」など。
ポイントは「○○が理解できる」だけでなく、「□□ができる」「△△という変化が起きる」など具体的な恩恵を示すこと。たとえるなら「足し算ができるようになります」だけでなく、「それによって買い物で困らなくなります」まで必要ということですね。
動画内のトピックごとにメリットを示すとさらにいい
また、特に長時間動画の場合はトピックごとにメリットを示すとさらに効果的です。伝え方は動画全体のメリットを示すときと同じで、「この章を最後まで見ることで○○について理解でき、○○ができるようになります」などで構いません、
ただ、「○○の方法30選」などトピックが多い・1トピックが短い場合は、「トピックをタイプ分けする」→「タイプごとにメリットを示す」など、メリットを言う回数を減らすことも検討しましょう。
ステップ⑤:権威性を示す
マーケター自身によほど信頼性がないと、発信内容自体をそこまで深く信じてもらうことはできないものです。さて、権威性の示し方は主に以下の通りです。
- 実績:「今回紹介するのは1000件以上の実績がある方法です」など
- 信頼できる他者:「○○大学の研究によると~」、「○○氏の論文によると」など
- 自分の経験:「私もこの方法で10キロ以上痩せました(ビフォーアフターの写真も出す)」など
必要に応じて「引用」もしながら権威性を示す方法を固めていきましょう。また、「自分の経験」に関しては、例で挙げているように証拠を出さないと全く信頼されないので気を付けてください。
引用部分に対して独自の見解を最低でも5~10倍以上述べる
引用によって権威性を示すことができることは確かですが、それに対して独自の見解を最低でも5~10倍以上は述べる必要があります。そうでないと「借り物の言葉で喋っているだけ」という印象になりますし、著作権侵害などになる恐れもあります。
ステップ⑥:台本全体を作成する
ここまで準備してきた内容を踏まえて台本全体を作成しましょう。ごく大まかですが流れを説明すると以下の通りです。
- オープニング:1~3秒で。長々尺を取ると離脱される
- コールドリーディング:例えば「○○の経験があるのでは?」などと誰にでも当てはまることを言う(信頼を得る)
- メリットや権威性を示す:準備したメリットや権威性を示します(必要に応じて動画の途中にも入れる。適切なところに散りばめる)
- 目次:「この動画の内容は主に5つ、○○、□□、△△」など。全容を示した方が最後まで見てもらいやすい
- チャンネル登録誘導:早めに「登録のお願い」を聞き入れた人は「マーケターの言うこと聞くハードル」が下がる
- 本題:トピックごとに「このトピックでは○○のお話しをします」→「○○でお悩みでは?」→「このトピックではその悩みが解決します」などを繰り返す
- メッセージ:「ここまでご覧になった時点であなたは第一歩を踏み出しています!」などのメッセージでファン化を進める
- LINEやメールマガジン登録誘導:登録するメリットを明確に伝えつつ誘導。ここで再度チャンネル登録誘導してもいいです
- 本題の復習:各ステップのポイントを振り返る。必須ではないものの20~30分以上の動画なら入れたい
- コメント誘導:「全部ではありませんが返答もしますのでぜひコメントをお願いします」など
- エンディング:「お礼」と「今後もよろしく」を伝える。丁寧・穏やかに行わないと好感度が下がりかねないので実は落とし穴です
ステップ⑦:納得いくまでステップ①~⑥を繰り返してブラッシュアップする
本題も書き終えたら、ステップ①~⑥を繰り返してブラッシュアップします。特に高額商材を売るスタイルのウェブマーケティングの場合、クオリティの高い動画で「信頼」を得ることが大事なので妥協は厳禁です。高品質な動画であれば投稿ペースは1ヵ月に1本以下でも構わないので、そもそも焦る必要もありません。
撮影開始は台本がしっかり固まってから|ただし撮影開始後に気になることがあれば要修正
撮影を開始するのは台本が明確に固まってからにしましょう。「撮影の進行に合わせて台本を書き進める方が楽」と感じるかもしれませんが、結局は「矛盾が出た」「あの部分を直したい」などのポイントが多く発生して時間がかかってしまう可能性が高いです。
ただし撮影開始後でも気になる部分があれば修正を検討する
ただし撮影開始後でも気になる部分があれば修正を検討しましょう。上でお伝えしましたが「クオリティ第一」ですので手間を惜しんではいけません。撮影をスタートしてからの台本修正は精神的にかなり苦しいかもしれません(修正が多い場合は特に)が、それでもすでに撮影した部分のすべてが無駄になるわけではないのでポジティブに取り組みましょう。
また、何本か動画を完成させていくうちに徐々に台本作成のスキルも上達していくはずです。台本作成に限らずウェブマーケティングでは、「慣れるまでが最も大変で、後はだんだん楽になる」ことを覚えておきましょう(予算があればアウトソーシングもできるようになりますね)。
YouTube動画の台本作成キーワードは「クオリティ第一」(まとめ)
今回は、YouTube動画の台本作成の流れを解説しましたが、最終ステップで「納得いくまでブラッシュアップ」をするので、途中のステップで過剰に時間を使いすぎないようにしましょう。迷う部分についてはいくつか「候補の台本」を作るのもいいでしょう。
そして動画撮影は台本が明確に決定してから始めないと、結果的に多くの時間を消費してしまう恐れがあるので気を付けてください。ただし撮影が始まってから気になることがあればその都度台本修正・リテイクをするべきです。キーワードは「クオリティ第一」。
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