広報戦略のコツ!商品発売後の「反響」を最大化するプレリリースのポイント4選
広報戦略のコツ!商品発売後の「反響」を最大化するプレリリースのポイント4選
記事を書いた人:Youtube登録者30万人【MBA保有の現役記者】上岡正明プロフィール
この記事では広報・PR担当者の皆さんに向けて、商品やサービス発売後の「反響」をネタにしたプレリリースを作成・発信するにあたってのポイントなどに関して解説します。
「発売してからもプレリリースで扱いたい」とお考えの広報・PR担当者は、商品・サービスへの反響に注目することで道が開けるかもしれません。
本記事では、「反響」をネタにしたプレリリースを書く意義、さらにそのプレリリースを作成・発信するにあたってのポイントなどについてお話しします。
商品・サービス発売後の「反響」もプレリリースのネタになる|広報・PR
広報・PR戦略としては、商品・サービスが発売するタイミングに合わせてメディア露出できるようにプレリリースを作成・発信することが大事です。
ただ、「発売時期のためにプレリリースを出して終わり」にしてしまうのは、商品・サービスと自社にとってもったいないです。発売してからも商品・サービスに対して目を光らせて、「反響」があればそのことに関するプレリリースを作成・発信することをおすすめします。
これによってさらにメディア露出できれば、商品・サービスの売上をもっと伸ばしたり、自社の知名度やブランドイメージを上げることができるかもしれません。
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商品・サービス発売後の「反響」に関するプレリリースのポイント4選|広報・PR
それでは商品・サービス発売後の「反響」についてのプレリリースを作成・発信するにあたってのポイントをいくつか紹介していきます。通常の「発売時期に合わせたプレリリース」とは目を付けるべき部分が少し違うので注意してください。
①:「売上実績」はわかりやすくインパクトがあるネタです
例えば「販売○か月で販売個数○個突破!」などはわかりやすくインパクトがあるので、プレリリースとして情報をまとめて発信することをおすすめします。その主なポイントは以下の通りです。
- インパクトのある実績でないとNG(少ない売上実績では逆効果になる。良い情報だけをかき集めてでっち上げもバレる)
- 売上が伸びている理由を書く(予想外の層に売れている、社会情勢、トレンド、SNSで予想外にバズったなど)
- 今後の展望や計画(キャンペーンを行う、品切れ対策で製造に力を入れる、第2弾商品の開発決定など)
売上実績ネタのプレリリースはビジネス系のメディアに送るのがおすすめ
売上実績ネタのプレリリースは特にビジネス系のメディアに送るのがおすすめです。
例えば最初のプレリリースは女性向け雑誌の関係者に送っていたような商品でも、売上実績に関するプレリリースはビジネス誌に送るなど。そうすればメディア露出の場所や種類が広がるかもしれないので検討してみてはいかがでしょうか。
②:商品・サービスによって社会課題の解決につながった場合は必ず書く
商品やサービスによって、少しでも社会課題の解決につながったと言えそうな場合は、そのことを必ずプレリリースに書きましょう。例えば以下の通り。
- エコの要素がある商品→「ゴミの量が減った」というユーザーの声が多く届いた
- 宅配食サービス→「食事の確保が楽になった」という中高年層からの感想が多い
- スマホ操作時間を減らすためのグッズ→「スマホ依存から抜け出せた」という感謝の声が多い
メディアが頻繁に取り上げるような「社会性の高い話題」につなげることができると、当然メディア関係者に採用されやすくなります。なので無理なく関連付けられそうなのであればやってみましょう。
「反響」は少なくてもプレリリースのネタにして構いません
「反響」として、例えば「ゴミの量が減った」というユーザーからの具体的な感想の量は少なくても構いません。なぜなら「商品のおかげで日本のゴミの総量が減った」という「傾向」「全体結果」の話ではなく、あくまで「ゴミの量が減ったという声がありました」という話を扱うからです。
ただ、もちろんウソで「こんな声があった」とでっち上げてはいけませんし、例えば「10人から○○という感想があった」というだけで、「今、社会は○○の傾向にある!」などと誇張するのもNGです。
③:「反響を受けて、新たに始めた企業活動」があればそれも書く
上で解説している「反響」を受けて、新たに始めた企業活動があればそれについても書きましょう。例えば以下の通りです。
- エコ商品→「ゴミの量が減った」という声が多い→「オフィスゴミ」を減らす活動を始めた
- 宅配食サービス→「食事の確保が楽になった」という声が多い→一般人に社員食堂を開放して「孤食」を減らす活動も始めた
- スマホ操作時間を減らすグッズ→「スマホ依存から抜け出せた」という声が多い→スマホに関する問題を解決するアプリの開発をさらに始めた
率直に言って「反響とは関係なく元から始めるつもりだった活動」についても、反響と絡めて書いてしまって構いません(ただし不自然にならないように)。また、必須ではありませんが、こちらも「社会性のある活動」だとなお好ましいです。
④:スペースが余ったら改めて商品やサービスの特徴を書いて埋める
プレリリースのスペースが余ったら改めて商品やサービスの特徴(長所、類似商品の違いなど)を書いて埋めましょう。
ただし、ここでは「反響の内容」「解決した社会課題」「新たに始めた自社の活動」などとできる限り絡めて書くのがポイントです。通常のプレリリースのように商品やサービスのアピールポイントを記載するのでは不自然になる可能性があるため気を付けてください。
また、そもそもあくまで「反響」を伝えるプレリリースのため、できればそれだけでプレリリースのスペースを埋めたいものです。
「反響」を最大化するプレリリースのポイント(まとめ)
商品・サービスが発売してからも「反響」や「反響を受けて始めた自社の新たな活動」に関するプレリリースを作成・発信することで、さらにメディア露出を狙うことができます。広報・PR担当者の皆さんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そして、そのためには発売後の自社商品・サービスに対してもアンテナを張っておく必要があるので、たびたび情報をチェックすることをおすすめします。
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