広報・PR会社の担当者必見!プレリリースのネタ探しのポイント3選
広報・PR会社の担当者必見!プレリリースのネタ探しのポイント3選
この記事では、広報・PR担当者が知っておきたいプレリリースのネタ探しのポイントなどについてお伝えしていきます。
「ネタ切れでプレリリースが出せなくなることが多い」という方にも、「ネタがありすぎてどれから手を付ければいいかわからない」という方にもおすすめの内容となっています。
本記事では広報・PR担当者の方に向け、プレリリースのネタ探しのポイントや、ネタのニュースバリューの有無の見極め方などに関して解説します。
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広報・PR担当者が知っておくべきプレリリースのネタ探しの3つのポイント
それではプレリリースのネタ探しのポイントをいくつか紹介していきます。プレリリースに限らず広報・PR活動において「どのネタを扱うか」を考える上で必須のことなのでぜひチェックしてください。
①:「相手目線」を徹底する【最重要】
プレリリースのネタ探しにおける最重要事項は「相手目線」を徹底することです。つまり「自分が(自社が)どのようなネタを発信したいか」ではなく、「相手が(メディアが、世間がなど)どのようなネタを求めているか」を考えるということ。
例えば誰かにお礼として食事をおごる場合、「自分が何を食べてもらいたいか」よりも「相手が何を食べたいか」を軸にして考える方が喜ばれやすいものですが、理屈としてはそれと同じです。
<h4>慣れれば「相手目線」で考える方が楽です</h4>
大変そうに感じるかもしれませんが、実は慣れてくれば相手目線で考える方が楽です。なぜなら自分目線と相手目線には以下のような違いがあるためです。
- 自分目線:自分・自社のことだからこそいくらでもアイデアが浮かんできてしまう
- 相手目線:相手についてリサーチすれば「求めていること」はある程度絞ることができる
相手に関して調べさえすれば、相手が何を求めているかはおおよそわかるのでむしろ効率・精度ともに高くしやすいのです。
②:情報発信の目的を明確にする
「なぜプレリリースをメディアに送るのか」、つまり情報発信の目的を明確にすることも大事です。目的・目標としては例えば以下のようなものがあります。
- とにかくメディア露出を増やす(物量作戦。意外と効果的な場合も)
- 新商品や新サービスの情報を発信して売上を伸ばしたい
- 会社そのものの知名度を上げたい
- 会社に親しみを持ってほしい
- 社長の想いを広く知らせたい
- 社長の想いを狭い範囲で知らせたい(もともと自社に興味がある人に伝わればいい、など)
目的・目標がハッキリしている方が広報・PRの効果が出やすいです。また、それだけでなく方針が明確である方が考えるための手掛かりが増えるため、ネタ探しもしやすくなります。
③:自社の「見過ごしてきた情報(ネタ)」に目を向ける
自社の見過ごしてきた情報、もしくはこのままでは見過ごしそうな情報に目を向けることも大事です。
例えば「毎年○○のイベントを開催していること」を積極的には発信してこなかったとします。発信してこなかった理由として「自社社員としては開催するのが当たり前のことすぎて、ニュースバリューがないと思い込んでいた」などの可能性が否定できません。
こういったケースが少なくないため「自分・自社目線でのニュースバリュー」ではなく、「世間・社会目線でのニュースバリュー」を意識して見極めることを心掛けてください。なお上の例とは逆に「自社目線ではニュースバリューが高いが、世間的には低い」こともあり得るので注意が必要です。
ニュースバリューの有無の見極め方について次の項目で解説します。
広報・PR担当者が情報のニュースバリューの有無を見極める3つの方法
それでは広報・PR担当者がある情報のニュースバリューの有無を判断するための方法をいくつか紹介します。コツは「自分だけで判断しようとしないこと」です。
①:自社の他社員に聞く|社外に出せない情報の場合はこれしかありません
まずは自社の他社員に聞いてみることをおすすめします。他の広報・PR担当者はもちろん、社長や上層部、さらにはバイアスがかかりにくい「その情報と直接関係がない他部署社員」聞くことも大事です。何人かにヒアリングするのもいいですが、アンケートを取るのもいいでしょう。
この自社社員に聞くという手法は、特に「まだ社外に出せない情報」を扱う場合におすすめです。ただしケースによっては「自社に社員にも明かせない情報」もあるはずなので気を付けてください。
②:同業他社の広報・PR担当者に聞く
同業他社の広報・PR担当者にニュースバリューの有無を聞くのもおすすめです。具体的には「仮に自分の会社の情報だったら発信したくなるか」「過去に似たような情報を発信したことがあるか」などを聞くといいでしょう。
なお後者については「似た情報を発信したことがあるからもう新鮮味がない」だけではなく、「似た情報を発信したことがあるから、(安定感があって)またメディア採用される可能性がある」という見方もできるので柔軟に考えましょう。
広報・PRにも「横のつながり」が大事な時代です
「他企業の広報・PR担当者に聞いていいのだろうか」と驚いた方や、「そもそもそのような交流がない」という方も多いと思います。
しかし、(過剰に馴れ合うのは考え物ですが)広報・PRにもいわゆる「横のつながり」が大事な時代が訪れています。実際、例えば複数企業が合同でメディアに対して企画を持ち込むケースもあります。
③:つながりのあるメディア関係者に聞く
過去に何度かネタを採用してもらったことがあるなど「つながりのあるメディア関係者」がいる場合は、その人に聞いてみるのも非常に効果的です。例えば「○○という情報は採用していただける可能性があるでしょうか?」などと聞いてみます。
それで反応が良ければそのメディア関係者にそのままプレリリースを送る手もありますし、反応が悪ければ「どのような情報を付け足せば価値が出るでしょうか?」などと聞くことでニュースバリューが生まれるケースもあります。
図々しいと思えるかもしれませんが、メディア関係者側からすれば「この広報・PR担当者がどんどん良いネタを送ってきてくれる存在になれば……」という思惑があるはずなので、協力してくれるケースが多いです。
広報・PR担当者が必ず押さえるべきプレリリースのネタ探し(まとめ)
プレリリースのネタ探しに限らず広報・PR担当者には徹底した「相手(メディア関係者、世間など)目線」が必要であり、実はこの目線でいる方がネタ探し・アイデア探しは楽になっていきます。
そしてネタ探しをした上でニュースバリューの有無を判断したくなった場合は、自社社員、他社の広報・PR担当者、知り合いのメディア関係者などに聞いてみるといいでしょう。
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