YouTubeで著作権侵害しないための5つの注意点!チャンネルを守るために大切なルール

YouTubeで著作権侵害しないための5つの注意点!チャンネルを守るために大切なルール

誰でも情報が発信できる世の中になる中で、落とし穴となるのが著作権や権利の問題。情報を発信する以上ルールに則った動画配信ができない場合、最悪のパターンとしてチャンネル凍結や訴訟問題に発展することもあります。

今回は、そのようなリスクに事前に備えるための、YouTubeで著作権侵害をしないための5つの基本ルールと注意点をお伝えさせていただきます。

*記事を書いた人:2年で登録者20万人の現役ユーチューバー

 

YouTubeにおける引用に関する注意点5つ

正しく「引用」を行えばYouTubeの投稿動画に他人の著作物を使うことができます。

1.引用した部分を明確にする

これはつまり「自分で作った部分」と「引用の部分」をハッキリ区別するということです。例えば「引用部分をカラー線で囲う」「背景を囲う」「一時的に引用物だけを画面に出す」など色々なやり方があります。

2.引用元を明記する

・引用元サイトのURL

・引用した書籍のタイトル

などを明記しましょう。ちなみに「まだYouTubeの著作権関連の取り締まりが緩かった頃に投稿した動画」に対して、「引用元を明記し直す」という編集をして再投稿しているユーチューバーも多いです。そのため「これくらいなら見逃してもらえる」などと考えてはいけません。

3.引用元を加工・編集しない

原則として引用元の内容を加工・編集してはいけません。そのままの状態で使用します。ただ、例外的にこれらの行為は認められています。

・引用元の文章の誤字脱字や「てにをは」などを直して使う

・強調したい部分をカラー線で囲う

つまり「引用元の意図を変えない」のであれば良いということです。ただし、誤字脱字を直した場合は念のためその旨も記載しましょう。ちなみに「引用元の意図を捻じ曲げる」のはNGですが、「引用元の意図に反する主張をユーチューバー自身が言う」のはOKです。

例)

引用元の主張:カレーは辛いのが良い

ユーチューバー側:という意見もあるものの私は甘い方が美味しいと思う

4.あくまで自分のコンテンツをメインにする

あくまでそのユーチューバーのオリジナルコンテンツがメインでなければなりません。もちろん明確な基準はないものの、目安として視聴者が「これは単に引用元の内容を見せたいだけでは?」と思ってしまうような動画は著作権侵害、もしくはYouTubeの規約違反とみなされるかもしれません。

よくあるのが「アニメの感想動画」と言いつつ、ほぼアニメの内容の紹介になっていて(しかも引用が大量にある)、「感想」がほとんどないというものです。

5.公表されている著作物を使う

これはつまり「誰もが閲覧できる状態にある著作物の引用をしましょう」ということです。例えば、本屋で購入できる書籍、インターネット上の記事や画像、YouTubeに投稿されている動画などです。そのためほとんどないパターンではあるものの、「友達が紙に描いてくれたイラストを使う」「知人がノートに書いた小説の一部を使う」などは厳密に言えばアウトです。ただ、これらについてはその友達・知人に直接許可を取れば問題はないでしょう。要するにモラルの話です。

 

YouTubeの動画に音楽を使う場合の注意点3つ

1.フリー音源を使うのが無難

音楽関連のルールはかなりデリケートであるため、最初からフリー音源だけを使うと決めておくのが無難です。実際に聴いてみると分かりますが、フリー音源だからといって恰好悪かったり、動画に合わせにくかったりすることはありません。

2.偶然でも楽曲が動画に入らないようにする(外ロケ時は気を付ける)

例えば、街中を歩く撮影をしていて、楽曲(著作権フリーではない曲)が流れてきて、動画にその音声が入ってしまえば、著作権関連の警告が入ってもおかしくありません。ですから音楽が入った場合は、

・その部分を丸ごとカットする

・無音にする

・別の音声を被せる(意外と面倒です)

などの対応をしましょう。

普段からYouTube動画をよく観ている人であれば、「※一部音声を変更しております」などとテロップが入っている様子を目にしたこともあるのではないでしょうか。これはほぼ間違いなく、権利侵害をしないためにやっていることです。

3.「歌ってみた」について

YouTubeはJASRACと契約を交わしていますから、「JASRACが管理している楽曲を、YouTube上の動画で歌う行為」は基本的にOKです。ただし「楽曲の音源をそのまま流す」のはNGですから、アカペラにしたり、自分で演奏したり打ち込んだりする必要があります。

また、「カラオケ音源」を流すのも基本的に駄目です(カラオケ配信企業が権利を持っているため)。それから数は少ないものの「JASRACに登録していないアーティスト」もおり、その場合はここまで解説した内容とはルールが異なるかもしれません。ですから、「歌ってみた」をやりたい場合は、まずアーティストがどの管理団体に登録しているのかを確認しましょう。

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